午後ハンズオンの全体像
7工程と3つの人間確認ポイント。いま自分がどこにいるかを常に意識する。
7工程の流れ
人間が必ず止まる3つのポイント
書く前に構成を確認する
- 読者が理解する順番になっているか
- 必須情報が抜けていないか
- 差別化が見出しレベルで入っているか
- CTAまで自然につながっているか
出す前の最終確認
- NGファクトの修正漏れはないか
- 要確認メモが本文に残っていないか
- 禁止表現・強すぎる断定はないか
- 機密情報・個人情報が混入していないか
- クライアントに出して問題ないトーンか
次の案件に渡す形に確定
- 案件フォルダの improvement-log.md に記録したか
- 「次回守るルール」を rules.md に昇格させたか
- 全案件共通ルールは CLAUDE.md に反映したか
進め方のルール
- 講師の画面で流れを見る
- 同じプロンプトを自分の環境で実行する
- 出力が出たら、すぐ次に進まない。人間確認ポイントで一度止める
- 完璧な出力ではなく、工程の分け方と確認の入れ方を体験する
案件フォルダを用意する
記事を書き始める前に、案件ごとの「作業場」を1つ作る。複数案件でもログやルールが混ざらないための土台。
道具と作業場を分ける
- Starter Kit は共通の道具:スキル本体・サブエージェント。全案件で使い回す。
- 案件フォルダは案件ごとの作業場:成果物・入力・ルール・改善ログを案件単位で分ける。
- 改善ログは案件ごとに分ける:全案件を1つのログに混ぜない。
- クライアント別ルールは rules.md に置く:トーン・禁止表現・品質基準を1ファイルに。
フォルダ構造のイメージ
article-workspace/
├── client-a_seo/ ← 案件フォルダ(作業場)
│ ├── input.md 今回の入力
│ ├── rules.md この案件のルール
│ ├── outputs/
│ │ └── {KWフォルダ}/ 記事ごとの成果物(01〜05)
│ └── improvement-log.md この案件の改善ログ
│
└── client-b_note/ ← 別案件は丸ごと別フォルダ
└── …
当日のワーク:案件フォルダを1つ作る
Claude Code にこう伝える:
- 扱いたい案件・テーマを1つ決める(実案件でも練習テーマでもOK)
- フォルダ名を決めて伝える(例:
personal_blog) - 「rules.md を作りますか?」と聞かれたら「作って」と答える
- input.md に今回の記事の入力を書く
リサーチ実行
記事を書く前の地図づくり。本文ではなく、構成作成に渡す"材料"をそろえる工程。
このパートのゴール
STEP 1-1 入力テンプレを埋める
input_template.md に入れる内容:
- テーマ / キーワード / 想定読者
- 記事の目的・競合URL
- 必ず確認したい公式情報
- 禁止事項 / 最終的な出力形式
前提が曖昧なまま渡すと、それっぽいけど使いにくいリサーチになる。
STEP 1-2 依頼する
STEP 1-3 スキルが自動でやること
crew-researcher が起動し、input_template.md を読んで以下を返す:
- 狙うKW / 検索意図 / 顕在&潜在ニーズ
- 競合共通点&弱点 / 一次情報候補 / 安全確認メモ
- 出力フォーマット固定・本文・構成案には進まない
STEP 1-4 返ってきてほしい中身(6項目)
- ① 検索意図:読者が知りたいこと / 解決したい不安
- ② 顕在ニーズ・潜在ニーズ:表に出ているもの / 本当は気にしていそうなこと
- ③ 競合の共通点:どの記事にもある情報
- ④ 競合に足りない要素:差別化できる余地
- ⑤ 一次情報候補:公式サイト / 公的機関
- ⑥ 安全確認メモ:断定注意 / 鮮度 / 引用注意
STEP 1-5 人間が見る6つの観点
① 検索意図:読者がどの順番で理解したいかを見る。ここがズレると構成も本文もズレる。
② 顕在/潜在ニーズ:良い構成は潜在ニーズまで回収する(失敗しないか・自分にも使えるか)。
③ 競合の共通点:真似するためではなく、読者期待の最低ラインを見るため。コピペ材料ではない。
④ 競合に足りない要素:奇抜なことではなく、読者が次に判断できる情報を補う。
⑤ 一次情報候補:競合記事はファクトの根拠として弱い。最終確認は一次情報に当たる。
⑥ 安全確認メモ:URLが貼られていることと、ファクトチェック済みは違う。AIが出したURLの中身と主張が一致するか確認。
STEP 1-6 結果を保存
保存先:research_note.md
検索意図 / 顕在・潜在ニーズ / 競合共通点 / 競合不足 / 一次情報候補 / 安全確認メモ / 構成担当への注意点
構成作成・構成レビュー
本文を書く前に、"何を、どの順番で伝えるか"を決める。レビューを挟んでからCP1で人間確認。
このパートのゴール
STEP 2-1 設計者に依頼する
構成案は見出しの一覧ではなく、"設計意図つき" で出してもらう。
STEP 2-2 スキルが自動でやること(4セクション固定)
02_designer.md が動き、以下を返す:
- ① 記事コンセプト(ターゲット読者 / 読了後の状態 / 核心メッセージ)
- ② 記事設計(タイトル案2〜3 / 差別化 / 読後の行動変容)
- ③ 見出し構成案(H2/H3 + 読者がここを読む理由)
- ④ 各セクションの要旨(【一次情報】【要ファクト】タグ付き)
STEP 2-3 返ってきてほしい構成案の要素
タイトル案 / 導入文で触れること / H2・H3と各見出しの役割 / 読者ニーズとの対応 / 一次情報を入れる場所 / 差別化ポイント / 執筆時の注意点
見出しだけだと後で本文を書くときに意図が崩れる。"なぜその見出しが必要か" まで残す。
STEP 2-4 構成を見るときの4つの観点
① 読者が理解する順番:書き手が話したい順番ではなく、読者が迷わない順番か。前提→不安解消→比較基準→読後行動の自然な接続。
② 必須情報と差別化を分ける:必須情報だけだと普通の記事、差別化だけだと不足。土台+価値の両輪。
③ 一次情報を入れる場所:料金・制度・数値のH2に目印をつける。後でファクト修正が大きくならないように。
④ CTAまでの流れ:前提理解 → 自分ごと化 → 判断基準 → 不安解消 → 次の行動。押し込みではなく導線。
STEP 2-5 構成レビューを実行する
STEP 2-6 レビュー結果で見たいもの
- ① 良い点:構成として活かす点
- ② 修正した方がよい点:順番の違和感 / 見出しの不足 / 差別化不足
- ③ 修正案:見出しの追加 / 順番の入れ替え / 統合 / 削除
- ④ 人間が確認すべき点:判断が必要な箇所
ここで一度、手を止める — 人間が構成を確認する
- 読者が理解する順番になっているか
- 必須情報が抜けていないか
- 差別化が見出しレベルで入っているか
- 一次情報を入れる場所があるか
- CTAまで自然につながっているか
- 実案件ならクライアント確認が必要な箇所はないか
STEP 2-7 修正指示を出す
STEP 2-8 構成案を保存
保存先:outline.md
最終構成案 / 各H2-H3の役割 / 差別化ポイント / 本文作成時の注意点 / CP1で修正した内容
本文作成
チェック工程へ渡すための下書き作成。設計図どおりに書く工程。
このパートのゴール
STEP 3-1 依頼する
STEP 3-2 スキルが自動でやること(3セクション固定)
04_writer_light.md が動き、以下を返す:
- ① メタディスクリプション
- ② 本文(H2/H3階層・構成案準拠)
- ③ 執筆メモ(要確認タグ含む)
- 未確認ファクトは【要確認】タグで残す
STEP 3-3 本文で守ること
- 導入で読者の悩みを受け止める
- 見出しごとに役割を守る
- 専門用語は先に説明する
- 根拠が必要な主張は強く言い切らない
- 数字 / 料金 / 制度 / 仕様は確認前提にする
- CTAに向けて自然につなげる
STEP 3-4 Markdownで保存する
保存先:draft.md
# タイトル ## H2見出し ### H3見出し - 箇条書き [リンクテキスト](URL)
STEP 3-5 未確認ファクトは印をつける
確認前提で印をつけたい箇所:料金 / 数値 / 制度 / 仕様 / 日付・期限
STEP 3-6 AIっぽい本文にしないために
- 大げさに言いすぎない
- 同じ語尾を続けすぎない
- 一般論だけで段落を埋めない
- 読者の具体的な不安に触れる
- 結論だけでなく判断基準を書く
- 使っていない情報をそれっぽく足さない
STEP 3-7 手元チェック(任意)
- outline.md の意図からズレていないか
- 未確認ファクトが断定されていないか
- 競合記事の表現に近づきすぎていないか
- 文章が一般論だけで薄くなっていないか
STEP 3-8 必要なら本文を修正する
ファクトチェック
URLがあることではなく、URLの中身と本文が合っているかを確認する工程。AIに任せきらない。
このパートのゴール
STEP 4-1 依頼する
STEP 4-2 スキルが自動でやること(5判定ラベル)
crew-fact-checker が起動し、5判定ラベルで返す:
STEP 4-5 URLの中身を見る
- URLは実在するか
- ページの発行元は信頼できるか
- 本文の主張とURL先の内容が一致しているか
- 古いページではないか
- 競合記事を根拠にしていないか
AIがURLを出していても、そのURLが根拠になっているとは限らない。
STEP 4-7 修正案を反映する
STEP 4-8 チェック結果を保存
保存先:fact_check_report.md
チェック対象 / 判定 / 根拠URL / 修正案 / 人間確認が必要な点
納品前チェック
記事を"出せる状態"にする最後のゲート。CP2 で人間が止める。
このパートのゴール
STEP 5-1 依頼する
STEP 5-3 判定3つの意味
ここで一度、手を止める — 人間が最終確認する
- NGファクトの修正漏れはないか
- 要確認メモが本文に残っていないか
- 禁止表現や強すぎる断定はないか
- 競合表現に近すぎる箇所はないか
- 機密情報・個人情報が混入していないか
- クライアントに出して問題ないトーンか
- ファイル名・形式・納品物が揃っているか